東京矢の原会って何なの?

 東京矢の原会は、島根県立松江南高校を卒業し、東京周辺で生活している人の集い、つまり松江南高校の東京地区の同窓会です。名前の「矢の原」は、松江南高校がある場所の旧地名に由来しています(今でこそ松江市八雲台一丁目ですが・・)。

 

 活動は年に一度の総会(原則として七夕後の最初の土曜日に開催~七夕過ぎた土曜日は 東京矢の原会~)が中心で、そこでは普段なかなか会えない同級生や先輩・後輩と語らい、また、松江南高校卒業生全体の同窓会である「矢の原会」本部役員の方々や松江南高校の現職の先生方(最近は来られるのはほとんど松江南高校卒業生)を来賓に迎えて、母校の様子や松江の様子を聞いたり、クイズやじゃんけん大会などのアトラクションを楽しんで、最後に校歌を歌って締めくくるというのが定番になっています。

 

 歴代会長の言葉を借りれば、「松江南高校で一緒だったということだけを共通項として、・・(中略)・・様々な仕事や立場の人が、同じ立場で一緒に話す機会」(新石初代会長)であり、「仕事に家庭に毎日が忙しく、・・(中略)・・根無し草になりがちな生活の中で、年に一度ぐらいはルーツを思い出す機会」(久保田2代会長)、もっとシンプルに言えば「東京矢の原会という"ゆるい絆"」(玄田9代会長)です。

 

 なお、東京矢の原会の会員は松江南高校卒業生全体の同窓会である「矢の原会」の会員でもあり(よっぽどのことが無い限り、何年かに1度つくられる同窓会名簿に名前が載ります)、したがって東京矢の原会は矢の原会東京支部とも言えるわけですが、会長も独自に決め、かなり自由に活動をしています。同様の組織として「関西矢の原会」と「広島矢の原会」もあります。

 

 また、旧制松江中学以来の東京地区同窓会として「東京双松会(そうしょうかい)」があり、松江南高校の草創期には東京に進学・就職した南北両高校の若い卒業生のお世話をしていただきました。その後東高の卒業生も加え、3校の卒業生とも会員ということとなり、毎年東京矢の原会会長はじめ数名が代表して出席していました。ただ、南高だけ二重組織となるため、平成10年秋に円満に独立し、今は別々の組織で姉妹校の同窓会ということになっています。